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【テンバガーなんていらない】初心者でも超簡単!四季報でお宝銘柄(値上がり株)を見つける見方・読み方・探し方

 

ぐれあむ勉
ぐれあむ勉
こんにちは、ぐれあむです!投資の勉強してますかー
ダウの犬
ダウの犬
コロナでそれどころやない

 

今日は投資家必須アイテム「会社四季報」(東洋経済新報社)の話題です。

四季報2020秋号

 

銘柄調べに使っている人が多いと思うけど、これを使って値上がり株を見つける方法をご紹介します!

ふだんは四季報オンラインで銘柄探しをしていますが、書籍版のほうが案外見つけやすいかもしれません。

投資の学校で教えてもらった「テンバガー銘柄の条件」と、それに沿った自己流の精査方法にも触れていきますのでお楽しみに!

実際にこの方法で探し、3か月で2倍(ダブルバガー)になった銘柄も載せています。

家でゴロゴロしているだけでしょ
ゴロネウイルス!

 

そもそも会社四季報とは

日本株に投資する個人投資家なら知らない方はいないと思いますが、一応、会社四季報のことを簡単に説明しておきます。

『会社四季報』とは

東洋経済新報社が1936年(昭和11年)に創刊した株式投資家のための情報誌。約3,700社にのぼる日本の全上場企業を1ページに2社、2,000ページ近くに収め、会社データや最新の情報、来期予想、値動きなどを掲載。上場企業全社を収録した書籍は世界でもこれだけ(以前は『日経会社情報』がありましたが完全デジタルに移行し、書籍版は廃刊になりました)。しかも新春・春・夏・秋号の4回発行の季刊というのがすごい。ひところは発売日に読み込んだ人の売買で動く「四季報相場」というのがありましたが、今はオンラインなどの情報が早くなって、発売日には相場は終わってる感じです。

 

四季報の読み方については、複眼経済塾の紹介記事でも少し触れました。

ダウジョーンズ
「複眼経済塾」に自腹で入会してみた|評判の投資スクールの感想と口コミ(3)自腹で投資スクール(オンライン講座)に入会し、実力や評判、感想などを語るシリーズの第3弾。『会社四季報』の達人として知られる渡辺清二氏とトルコ人アナリストのエミン・ユルマズ氏が経営する「複眼経済塾」をご紹介。コンテンツはわりと充実していますが、人気のためただいま新規募集停止中。...

複眼経済塾の代表である渡辺清二氏は過去20年分以上(80冊以上)の四季報を全部読破した四季報読みの達人として知られており、「会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方」「会社四季報最強のウラ読み術」などの著書もあります。

 

3700社分読むのはちょー大変
このやりとり前にもしたやろ

 

まあ読み方探し方はいろいろあると思いますが、お勤めしている一般の方が渡辺代表のように隅から隅まで読み込んでいくのは、よほどお好きな方は別として、はっきり言って無理だと思います。

四季報はとにかく狭いところにとんでもない情報量を詰め込んでいます。

これはソフトバンクグループのページ。

ソフトバンクG
めまいしてきた

 

余談ですけど、競馬の専門紙も情報量がはんぱないですよね。全出走馬の直近1~2年分の出走記録を一覧にした「馬柱(うまばしら)」も狭~いところにこれでもかと情報が詰め込まれています。欧米に競馬旅行行ったときなどに現地の新聞を買いますが、日本の競馬新聞のようなすごい馬柱は見たことがありません。

四季報もそうですが、こういう細かなものをつくるのって手先の器用な日本人のお家芸なんではないかと思いますね。もはや伝統文化といってもいい。

とはいえ、歳をとってくるに従い、この細かい文字がとかく見えにくくなってきました。

四季報には文字の大きいワイド版というのもあって、僕も一時期買っていたんですが、これはこれで重くて扱いにくいんですよね。

目はかすむは重いは、、、
じじいやな

 

まあそんなわけで、「細かい活字読んでいくのいややー」という人も使える超簡単な四季報優良株発掘法を次から書いていきます。

 

まずはチャートをパラパラ見ていくだけ

チャートの知識不要 大事なのは形

もうお察しかもしれませんが、四季報には唯一ビジュアルなところがあります。

それがページ上部にあるチャート図です。まずはこれを見ていきます。

チャートは左右に2つ並んでいて、右側がページ上部の銘柄、左側がページ下部の銘柄のものです。たとえばソフトバンクGの欄はページの下にあるので、チャートは左側です(写真上がページ全体、写真下がチャート部分拡大図)。

ソフトバンクGソフトバンクGチャート1

 

四季報には3年半分のチャートが出ています。

これがこの銘柄の株価の値動きです。

「え~チャートの見方わかんな~い」という人。安心してください。そんなもんは必要ありません。

棒の1本1本(ローソク足といいます)が1ケ月の値動きを示していて、白い棒(陽線)が上がった月、黒い棒(陰線)が下がった月です。

まずはこれをパラパラ見ていってみてください。

ソフトバンクGは上がったり下がったり大変ですね
あの人の髪も抜けてくわけやね

 

理想的なチャート形状をチェキ!

パラパラ見ていくと、いろんな形状があると思います。

右下に向かってずるずる下がっていくもの、突然上がったかと思ったらすぐ下げちゃっているもの、上がり下がりを繰り返しているもの、、、

その中で、見事に右肩上がりで株価が上がっていっている銘柄があると思います。

これを片っ端から探していくのです。

まあ、見事にといっても、どんな銘柄も下がっている月はもちろんあるので、おおむね右肩上がりくらいの感じでOKです。

特に2020年3月のコロナショックでは下げていない銘柄はほとんどないので、多少大きく下げていても、その後回復してきていれば問題なし。

一方、おおむね右肩上がりでも注意が必要なものもあります。

  • ずっと低迷していたのに、最近になって急に上げた銘柄。これは暴落からの回復局面でつられて上がっている可能性があるので、信用しすぎないようにしましょう。
  • 途中でがーんと上がって、またがーんと下がった銘柄。なにか一時的な材料で上がっただけ、もしくは機関が仕掛けただけのことが多いので、これも信用しすぎてはダメ。
  • 半年以上(棒が6本以上)右肩下がり、あるいはずっと株価が横ばいだった銘柄。成長が止まっていた時期が長い銘柄は、また同じことが起きる可能性があります。

最初の2つは書いてある通り。

3つ目は1つ目とかぶりますが、自分の買った株が半年以上ずるずる下がったり、ずっと変化がなかったりするのが個人的に耐えられないので、僕は嫌います。耐えられる人は別に問題ないです。最終的に3年後には上がっていると見込んで、買ったあとずっと放置しておけばいいだけなので。ただ、その停滞期間の資金が死に金になりますが、、、。

死んだふり投資法ってやつやな

 

企業や業種によって事情はいろいろで、直近で上げ始めたものは経営が軌道に乗ったということももちろんあります。ですので、気になる人は理由を調べてみるのもありです。

ただ、それを考えていたらなかなか前に進みません。そもそも、細かな経営状態などチャートの形からでは判断できませんから、お宝銘柄はほかにあると思って、立ち止まらずにどんどん先を急ぐのがいいです。

あと、ここ1年以内に上場した新規上場銘柄(IPO)は、短い期間のチャートしかなく、しかも値動きが激しすぎる場合が多いので、これも僕は無視します。

そりゃすごいルーキーも中にはいるんでしょうけど、本当の実力なんてチャートだけじゃ絶対わかりませんからね。IPOについては別の方法で考えればいいです。

ここはあくまで長期でじわじわ右肩上がりを続けている銘柄を探すってことに集中しましょう

 

チャートだけに集中して取捨選択

3700社見ていくのは大変に思えるかもしれませんが、集中してやれば、1~2時間あれば全部見れます。形だけ見ていけばいいんですから。

で、いい形のものがあったら付箋をはりつけていきます。

四季報付箋

 

僕は2種類の色を使っています。おおむね右肩上がりのときは黄色、理想的な形だなあと思うものはオレンジを貼っていきます。

ちなみに僕が愛用しているのは下の商品です。透明なので下の文字などがすけて見えるのが便利です。

 

チャートの形状の取捨選択に明確なルールはありませんが、僕が選ぶとだいたいこんな感じになります。写真一番上が理想に近い形(付箋オレンジ)。真ん中がまあ右肩上がりでいいよね、という形(付箋黄色)。写真下がおおむね右肩上がりだけどスルーする形。

チャート理想形 チャート合格点 スルーチャート

 

なんとなく違いがおわかりいただけるでしょうか。あくまで個人の感覚なので、人によって許容度がちがってくると思います。真ん中の黄色だってそんなに悪くない。でも1回の落ち込みの長さがちょっと気に入らないのでオレンジにできませんでした。そんなに差はないです。

スルーした下2つの銘柄は、直近で高値を付けていておおむね右肩上がりかもしれませんが、真ん中の黄色銘柄よりさらに落ち込み・停滞期間が長すぎたのでNGとしました。

実際の業績とか業務内容などは一切無視なので、実はこの中に超お宝銘柄があるかもしれません。でも、これでふるい落とした銘柄は縁がなかったと思えばいいのです。それがいやなら全部分析していくしかありません。

このチャート形スクリーニング(ふるい分け)で、オレンジが60弱、黄色が80ほどに絞れました。あわせて140銘柄ほど。3700分の140なので相当絞れましたが、投資をしていくにはまだまだ絞らないといけません。

 

なぜ右肩上がりがいいのか

なぜこのじわじわ右肩上がりのチャートにこだわるかといえば、

右肩上がりの好業績が伴わなければこの形は維持できないと思うからです。

考えてみたら当たりまえのことで、株価というものは、

株価=1株利益×期待感(PER)

で決まっていくものなので(「PER=株価÷1株益」を移項)、売上も利益も伸びない会社は期待もされず、したがってじわじわ右肩上がりのチャートにはならないのです。

一部のギャンブル株(バイオ株とかゲーム株とか)は売上・利益を伴わず期待感だけでどんどん上がっていく場合もあるかもしれませんが、そういう株は株主が安定せず、短期目的の信用買いばかり増える一歩、仕手筋に売り浴びせられたりして上下動が激しくなり、安定した右肩上がりにはまずならないでしょう。

まあそれでも気になる銘柄があったら、別の色の付箋をつけておいて後で調べてみてもいいと思います
どっちやねん

 

次に注目するのはコメント欄

読むのは見出しだけでよし

形状のいいチャートの銘柄が絞れたら、次に進みましょう。

ちなみに僕は、まずオレンジの銘柄から見ていきます。優先度が高いのは理想形チャートのほうなので、黄色と一緒に見ていってもし途中であきてやめちゃうともったいない(笑)。

さて、では次に何を見るかと言うと、「コメント欄」です。

社名欄のすぐ左にある欄ですね。ソフトバンクGでは【赤字縮小】【正念場】の見出しがついているところです。

ソフトバンクG

 

ここのコメントは四季報を発行する東洋経済新報社の業界記者が担当企業へのきちんとした取材を基に書いています(たぶん)。

つまりその業界を専門に見ている記者が、企業の置かれた状況を独自取材や実際の業績を見ながら判断しています。数字の裏付けがあってのコメントなので、とても信ぴょう性が高いわけですね。

ホルダー(株の保有者)がヤフー掲示板に書き込む、煽り目的や期待込みのコメントとは信頼感がぜんぜん違います。

このコメント欄がいかに大事かは、複眼経済塾の代表おふたりが毎号、全銘柄のコメントを熟読していることからもわかります。

彼らはそれも仕事のうちだからやっていますが(複眼経済塾のウリですから)、一般の人はとてもそんな酔狂につきあっていられません。

なので、チャート形状で絞った銘柄だけを読めばよろしい。

それも全文読む必要はなく、見出しだけ読めばいいです

新聞記事の見出しと違い、四季報コメントの見出しは記者本人が付けていると思われます。

これは元新聞記者としてのカンですが、めっちゃ読んでほしいコメントなら、なるべく目立つ見出しを付けたがるだろうなと想像できます。

なので、おすすめ銘柄であればあるほど、コメントの見出しに「買ったほうがいいぜ」オーラが出るはずなのです。

 

大事なのは「業績コメント」の見出し

四季報コメントは2つの記事に分かれています。

前半が「業績記事」、後半が「材料記事」です。それぞれに短い見出しが【 】付きで書かれています。

たとえばこれは漫画アプリで人気のAmaziaのコメント欄。

Amazia

見出しは、業績記事が【増益幅拡大】、材料記事が【続々】です。

「材料記事」は、経営にかかわるニュースが書かれていてとても気になりますが、あとでじっくり投資判断するときに読めばいいです。

ここで大事なのは前半の業績記事。

各銘柄欄の左下に細かな業績の数字、すなわち売上高、営業利益、経常利益、1株益、1株配当の推移や会社の予想などが書かれていますが、業績コメントは記者がこれらの数字を基に分析した内容が書かれています。

見出しでは、前号までの傾向が続いているのか変わったのか、来期予想が上下に修正されたか変わらないのか等々が、理由とともにずばっと書かれています。きわめて明快。

ではどんな見出しだったらいいのか、あるいはダメなのか。

ここでは一定のルールの元で、定型の見出しが付けられます。それを一覧にしてみました。

いい見出しと悪い見出し一覧

◎いい見出し→【連続最高益】【最高益】【連続増益】【増益】【続伸】【小幅増益】【上向く】【反発】【堅調】【復調】【回復】【微増益】【小反発】【底打ち】など。

◎悪い見出し→【赤字転落】【大幅減益】【連続減益】【減益幅拡大】【続落】【減益】【苦戦】【後退】【下振れ】【反落】【小幅減益】など。

一番左が一番いい(悪い)見出しで、右にいくにしたがって度合いが落ちる感じ。

このほか、可もなく不可もなしの見出しとして【横ばい】というのもありますね。

 

最新号はネガティブな見出し急増

2020年夏号では、この見出しがかなり悪くなっています。

四季報の巻頭ページに、「見出しランキングで見る業績トレンド」という表が出ていますが、この夏号は本当にネガティブな見出しが増えましたね。

四季報コメント

 

反落、続落、大幅減益、、、

「赤字転落」というのが9位に入っているのもショッキングです。

もともとの景気後退懸念に加え、消費増税で消費が冷え込んだところにいきなりコロナが襲いかかってきて、もろに影響をかぶる企業が続出しているのでしょう。

ワクチンが開発され、コロナの経済的影響がまったくなくなれば業績が元に戻る企業もたくさんあると思いますが、言い換えるとそれは、ワクチンが開発普及しない限り悪影響が続くだろうとも考えられるわけです。

実はこれだけ悪いコメントがそろっているのは、逆にここが底であるという見方もでき、長期で見たら買い時でもあるのです。

ただし、コロナの影響はまだ見通しがたちませんので、今回は心を鬼にして悪い見出しの銘柄はばっさり切っていきます。長期保有を目指しますが、悪影響がまだ続きそうな銘柄に今から逆張りする必要はまったくありません。上がり始めたら買えばいいのです。

 

ポジティブな見出し&ニコちゃんマークにも注目

まあ、そんなネガティブワード・オンパレードの中でも、少数ながらポジティブな見出しのついている銘柄は意外とあります。

たとえば、チャートの形が理想形かつコメントがいい例では、「8771イー・ギャランティー」がありました。売掛債権の保証などをする金融サービス会社ですね。

イーギャランティー

業績コメントは【業容拡大】、材料コメントは【攻勢】といかにもいけいけな感じの前向きな見出しが躍っていますね。

コロナで一気に業容が拡大しているようなので、そこは割引いて考える必要がありますが、チャート形状から見て、コロナ前から順調に業績を伸ばしていたことは確かです。

それを裏付けるのが、欄外の矢印とニコちゃんマーク。前号と比べて営業利益が増額していると上向きの矢印(もっと強気だと矢印2つ)があり、さらに企業が出している業績予想が保守的で、もっと上振れする可能性があると記者が見ている場合、ニコちゃんマークがついています。

一番大事なのは業績コメントですが、記者の強気度を裏付ける営業益の増額矢印、そしてニコちゃんマークも併せて見ると、より順調さがわかります。

 

テンバガーの探し方

候補が絞れたら精査していこう!

ここまで2段階で読み方を書いてきましたが、業績の数字を比較・分析したり、細かな業務を見て行ったりという難しい作業は一切なかったと思います。

ただチャート形状のいいものを見つけ、業績コメントでふるいにかけるだけ。

この作業により、僕は30銘柄にまで絞り込むことができました(ピンクの付箋)。3700分の30ですから、ぐっと楽になった気がしませんか?

四季報の読み方

 

しかーーーーーーーーーーーーーーし!

楽ができるのはここまでだ!

ここから先は、きちんと1社1社の業務、業績、業界、経営者の力量などをいちいち調べて行かなくてはなりません。

なーんや

 

たとえば皆さんは、車を買う時、人にいいと言われたから、とか、なんか人気があるから、みたいな理由では買わないと思います(中にはいるかもしれませんが)。

100株買うと、安い中古車が一台買えてしまう、あるいは家族の一年分の食費、お子さんの一年分の学費くらいになるかもしれない。そして順調に伸びていくならば一生お付き合いすることになるかもしれない。

そんな株なのに、多くの個人投資家はあまりに銘柄選びに時間をかけなさすぎるのです。

 

しかし、上記の方法で30前後に絞れたら、あと1社1社見ていくのはせいぜい30分~1時間くらいではないかと思います。夜とか週末に何社か検討していくだけでも十分調べ切ります。

そして、ここまで絞り込んでいれば、字の細かい四季報ではなく、それぞれの企業のホームページに飛んで、IR情報のコーナーから「決算短信」や「決算説明書」などをダウンロードして読み込み、よりくわしい業務内容や今後の成長計画などを吟味すればいいのです。

自分の資産を託すのだから、ここは真剣に悩みましょう!

 

急騰株・テンバガーには共通の特徴がある!

とはいっても、それだけでは不親切なので、今後の急騰株・あこがれの10倍株(テンバガー)候補を探す方法・条件もここに書いておきます。

これは僕のオリジナルではなく、僕が投資の勉強をしているオンライン投資スクールの無料セミナーで教わった銘柄発掘方法です。それに僕なりのアレンジを若干加えました。

 

それはさておき、以下に条件を箇条書きしておきます。

急騰株・テンバガーの条件
  • 売上・利益の推移が右肩上がり
  • 売上高営業利益率が2期連続10%以上
  • 時価総額 500億円以下(小さいほど上がりやすい)
  • PER(株価収益率)50以下
  • ROE(自己資本利益率)が15以上
  • 上場10年以内
  • 代表が50歳以下の創業社長(2代目や雇われ社長ではない)
  • 自己資本比率高め(できれば50%以上)
  • 営業利益40億円以下
  • 有利子負債少なめ
  • 営業キャッシュフローがプラス
  • 消費者独占的な商品・サービスで、ライバルがいない
  • 社長にカリスマ性がある

 

ここで1つ1つの項目について詳細はしませんが、長期保有目的だろうが短期急騰狙いだろうが、上がる条件はおんなじです。業績や財務がよい銘柄だからこそ、コンスタントに好材料が出て上がるわけです。

PERは「20以下」「10以下」など厳し目に設定する人もいますが、まだまだ伸びる優良株をふるい落としてしまう可能性もあり、僕は50以下を目安にしつつも、気に入った会社は50~100くらいでも買うことがあります。

先に書いた計算式を変えると、

PER(株価収益率)=株価÷ひと株利益

ですので、利益が増えていけば(=分母が大きくなれば)PERも下がっていくはずです。

また、自己資本比率は高ければ高いほど経営が安定するわけですが、投資家の中にはこの数字をそれほど重視しない人もいます。

『日本株 独学で60万円を7年で3億円にした実践投資法』の著者である堀哲也氏は、大化け可能性があるハイリスク・ハイリターンの会社を探すと20%前後の企業が多いことから、「15%以上であればOK」と書いています。

 

買収するならどの会社?

1銘柄10~20分で必要な数字を抜き出していく

前号(2020年春号)が出た折、僕は同じように四季報で銘柄スクリーニング(ふるいにかけること)を行い、日本株を10銘柄ほど選んで打診買いしました。

そのときに作業したのが下のエクセルシートです。

四季報スクリーニング

細かくて見にくいと思いますが、項目は左から、

コード、銘柄名、市場、4月末株価、売上高伸び率(3期分)、営業利益伸び率(3期分)、売上高営業利益率(2期分)、来期予想PER、今期予想ROE、自己資本比率、時価総額、上場年月、会社設立年月、社長就任年、創業社長か否か、社長年齢、社長持ち株比率、事業内容。

という感じ。

伸び率・営業利益率、社長まわりの情報は紙の四季報だと出ていないため、有料の四季報オンラインを利用しましたが、前者は計算器を使えばすぐに求められ、後者は会社のサイトに行って沿革を見ればだいたいわかります。

ちなみに成長する企業の社長は会社のことを「弊社は」でなく「私たちは」と語るそうです。
都市伝説やろ

 

投資スタイルや投資期間によって重視する項目は変わってくるので、何をクローズアップするかは人それぞれと思います。僕も毎回少しずつ変えています。

でも、これまでもこの先も、永久に変わらないことがあります。それは、

自分に資金があったらどの会社を一番に買収する?

という目を持つことです。

  • 世の中にこんなにおいしい仕事があったのか!
  • こんなにもうかってるのにライバルがいないのか!
  • 社長や役員の配当報酬(配当×持株数で計算)は毎年こんなにあるのか!
  • だったらこの会社のオーナーになりたい!

と思うことが大事。

株を買うということは、その企業のオーナーになるってこと

バフェット氏の師匠、ベンジャミン・グレアム氏も言っています。

本家グレアム
本家グレアム
株式投資をするときは、証券トレーダーではなく、企業のオーナーになるつもりでいなければならない(『賢明なる投資家』より)

 

そうしたオーナー目線で企業を見た時、最低限の数字は押さえておかないと、事業がおいしいのかおいしくないのか判断できませんよね。

でも上記のエクセル表の細かな数字を見てビビる必要はまったくありません。ここに出ている数字に、会計の知識などこれっぽっちもいらないからです。

数字苦手やもんなw

 

慣れていけば、これらの数字を埋めていくのに1銘柄10~20分あれば終わります。

むしろ大事なのは数字を埋めた後、その内容をしっかり精査していくことです。

会社のホームページでいろいろな情報(特にIR情報)に触れ、なるべく厳しく批判的に読んでいくことが銘柄選択には求められます。

見通しの甘い事業計画にだまされちゃだめですよー

 

リターンは1か月半で平均35%!

2020春号のスクリーニングで選んだ10銘柄を打診買いしたのが5月連休明け。

その結果、1か月ちょっと後の6月末には平均リターン35%まで上がっていました。

購入株数などは隠していますが、下記はその購入銘柄と口座記録です(口座はSBI証券)。

持株成績

35%というのは10銘柄の平均値で、もっとも自信のあった銘柄だけなら60%を超えていました。

その後、日本株が下げに転じてきたところで、コロナ下での伸びが期待しにくい銘柄を利確し、今も残しているのは5銘柄だけです。

人によっては、上がった株のほうを売って、まだ上がっていない株を買い増しする「リバランス」をする方もいるでしょうが、僕は利を伸ばしている方を残し、そうでないものは早めに利確(場合によっては損切り)して、伸びている会社を買い増す戦略をとっています。

残した5銘柄の購入時から7月15日現在の株価増減率はこんな感じ。

持株5銘柄

 

ちなみにグラフのMTHRは新興株のマザーズ指数、青い線はTOPIXで、薄い青で塗りつぶしているところはパフォーマンスがTOPIX以下であることを示しています。

もうすぐ2倍(98%増)になりそうな1銘柄はまあ出来すぎとして、ほかも30~40%増あたりで、TOPIXの9%はもちろん、マザーズ平均の23%も上回っていますので、悪くない成績と思います。

コロナが収束するとなれば、切った5銘柄の方がどどーんと上げる可能性が高いですが、まだ収束が見えてこないのでいったん切りました。

2020年8月15日追記

5銘柄のうちのメドピアが8月7日にダブルバガー(2倍)を達成!

1774円(購入5月8日)→3710円(8月7日終値)

その後、8月13日に発表した4-6月四半期決算がかなりよかったため、翌日にはストップ高となり、株価は購入時の2.5倍にまではねあがりました。

 

実はテンバガーなんていらない!

みなさんの関心が高いので、「テンバガーの見つけ方」なんてタイトルを付けましたけど、実のところ、僕はそれほどテンバガーに固執はしていません。そんな確率の低い宝くじ銘柄なんか当てなくても、こうして業績のいい銘柄を探す努力をすれば、資産は確実に増えていくのですから。

四半期~半年で平均30~50%のリターンを目標にし、どんどん上がる銘柄に付け替えていけば、2~3年で資産は2倍にも3倍にもなっていきます。

下は四半期リターン10%で100万円を5年運用した複利計算のシミュレーションです。

資産倍増計画

四半期で10%はかなり保守的なシミュレーションですが、これでも5年目には元利合計が7倍近い670万円超にまで増えます。

これが四半期で20%となると、5年後資産は一気にはねあがります。複利の威力ですね。

四半期20%複利

四半期で30%のリターンを上げ、それを利確して儲けの20%の譲渡益税を支払っても24%が手元に残りますから、四半期で20%の複利は個別投資ならまったく無理のない目標だと思います。

実際にはもっとリターンの大きい銘柄が現れて伸びはもっと高くなることもありますし、上がり続ける銘柄は簡単には売らないため、もっと資産の伸び率は高くなります。

これに加えて労働収入も定期的に入金していけば、資産が加速度的に増えていくのがおわかりいただけると思います。何もFXやデイトレなどの「投機」に手を出さなくても、普通の人が無理なくこれくらいお金を増やしていけるのです。

 

実際には資産が大きくなるほど分散も考えなくてはならなくなり、30~50%増やすのは大変になってきますが、まだ資産が数百万円と小さいうちは、個別株3~5銘柄に集中投資して狙っていっていいと思います。インデックス投資などよりよほど資産の増え方は早いですよ。

残念ながら目利きが狂い、買った株が下げる一方の場合、一定のルールでとっとと損切りし、新しい株にエントリーしなおす方が得策です。僕はマイナス3~5%くらいの含み損になると、目論見がはずれたと思って撤退します。

信用買いをしている人は借金と同じですので、執着などせず、もっと早く損切りすべきです。信用買いの含み損をこじらせて人生狂わせた人をたくさん知っています。

経験者は語るw
とほほ

 

 

さて、今回の「会社四季報でお宝銘柄を見つける方法」はいかがだったでしょうか。

皆さん個別株投資は怖いとおっしゃいますが、ちゃんと業績上向きのもうかっている企業を選び、きちんと現物で買い、損切りルールさえしっかり守っていればそんなに怖いことはないし、リターンもインデックス投資なんかよりよほど大きいです。

不遜な言い方ですが、株主になると、その企業の何百人、何千人もの従業員が朝から晩まで働いて、いっぱいお金を稼いでくれます。オーナーであるわれわれは、ただ何もせず、会社が勝手に成長するのを待ち、その余禄を頂戴していく。これが株式投資の本質です。

『金持ち父さん貧乏父さん』でいう、「お金に働かせる」ってことですね。

金持ち父さん貧乏父さん
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そんなお金が働いてくれる会社が四季報には山ほど載っています。

「四季報を買ったけど枕にしかしていない」なんてぼやいてないで、まずはいい形のチャート探しと見出し読みからスタートしてみませんか。

思わぬお宝銘柄見つかって、楽しくなることうけあいです。

 

さ、お宝さがしの続きしよーっと
つきあってられん

 

四季報でお宝銘柄を見つける見方・読み方・探し方まとめ
  • まずはチャートのいい形を見つける
  • 続いて業績コメントの「見出し」を読む
  • 選別した銘柄を「テンバガー条件」で精査
  • お宝銘柄3~5銘柄に集中投資
  • 損切りルールを守れば個別株は怖くない
  • インデックス投資よりリターンが大きい

 

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